相続財産について「誰が・何を・受け継ぐのか」相続人全員で遺産分割協議を行った後に遺言書が見つかったときは、行った遺産分割協議は有効のままなのか?遺言書を優先するのか?相続人は悩んでしまいます。

例えば、遺言書では1人の相続人に対して有利な内容なのに遺産分割協議では不利な内容だと、その相続人は「遺言書を優先しよう」と言います。

逆に1人の相続人は遺産分割協議の方が有利な内容であれば「遺産分割協議を優先しよう」と言います。

遺言内容とは違う遺産分割協議はできないのか?

遺言書の内容と違う「遺産分割協議」はできないの?

と思ってしまいますが、相続人全員の合意があれば遺言書の内容と違う遺産分割協議を行うことも可能です。

たとえ、遺産分割協議後成立後に遺言書が見つかったとしても、相続人全員の合意があれば遺産分割協議をやり直す必要はありません。

遺産分割協議が無効と判断されるケースもある

遺言書は亡くなられた人の残した最後の意思です。

その遺言書の扱いは最大限尊重されなければなりません。

例えば、「父が亡くなり兄弟3人で遺産分割協議をして父の財産を3人で均等に相続する内容の協議が成立した。その後に遺言書が見つかり、その遺言書には長男のAに全ての財産を相続させる内容の記載があった。」

この場合、長男Aは遺言の存在と内容を知っていたら、遺産分割協議を成立させなかっただろうと認められる場合には遺産分割協議が無効と判断される可能性もあります。

遺産分割協議の有効・無効、遺言書の有効・無効の判断につきましては、争いの多いところなのでご相談につきましては提携先の弁護士の先生をご紹介いたします。

再協議が必要なときもある

遺産分割の再協議が必要になるときもあります。

それは遺言書に「子どもの認知」や「相続人以外への財産の贈与(遺贈)」が記載されているときです。

これらの場合、被相続人の遺言によって新たに「相続人と同一の権利義務を有する」ことから、再度相続人全員で再協議が必要になります。