建設キャリアアップシステムに登録するための登録費用

建設キャリアアップシステムの登録には、もちろん登録費用がかかります。

かかる費用の区分としては次の3つになります。

  1. 事業者登録 会社の登録で資本金の規模によって費用が異なります。
  2. 技能者登録 登録は簡略型・詳細型で登録費用が異なります。
  3. 管理者ID 事業者が支払うもので事業者情報を管理するための費用

事業者登録にかかる費用

事業者がシステムを利用するための費用で登録する会社の資本金の額で登録料が区分されています。

資本金の額が大きくなると登録料も増えていきます。

資本金 登録料(税込)
一人親方 0円
500万円未満(個人事業主含む) 6,000円
500万円以上1,000万円未満 12,000円
1,000万円以上2,000万円未満 24,000円
2,000万円以上5,000万円未満 48,000円
5,000万円以上1億円未満 60,000円
1億円以上3億円未満 120,000円
3億円以上10億円未満 240,000円
10億円以上50億円未満 480,000円
50億円以上100億円未満 600,000円
100億円以上500億円未満 1,200,000円
500億円以上 2,400,000円

事業者登録は有効期限があって、登録完了の日から5年後の月末まで有効となっています。

なので5年更新で新たにシステムを利用するには登録料を支払う必要があります。

技能者登録にかかる費用

技能者が登録を行う場合、簡易型・詳細型を選ぶことができます。

登録できる内容やメリット・デメリットを簡単にまとめてみました。

種類 登録料 登録内容 メリット デメリット
簡易型 2,500円 本人情報・社会保険加入状況 準備する書類が少なくてすむ・登録料が安い 資格情報・講習受講情報が登録できない、レベル判定を行う事ができない
詳細型 4,900円 本人情報・社会保険加入状況・資格等保有情報 資格情報・講習受講情報が登録できる、レベル判定を受けることができる 準備する書類が多い、登録料が高い

技能者登録の有効期限は10年となっているので、10年ごとに登録料の支払いが必要になります。

管理者ID利用料

事業者が自社の情報を管理するためのIDにかかる料金で毎年発生する費用になります。

1IDごとに11,400円がかかります。

IDは追加することも可能で部署や支店に追加でIDを発行することも可能です。

建設キャリアアップシステム登録費用・維持費用のまとめ

事業者が建設キャリアアップシステムに登録するためには、システム利用料(事業者登録費用)と管理者ID利用料が発生します。

また、システム利用料は5年ごとに支払いが必要で資本金の大小で支払う料金が段階的に上がっていきます。

管理者ID利用料11,400円は毎年かかるため、建設キャリアアップシステムを運用するためにはある程度の経費がかかってします。

一方、技能者の方は10年ごとの更新で詳細型は4,900円なので維持しやすくなっています。

建設キャリアアップシステムの登録を考えている事業者様はシステム利用料は登録時と5年ごとの支払いが必要ということ、管理者ID利用料は毎年かかることを覚えておいてください。